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執筆者の写真松本浩彦

『インフルエンザ予防接種』について1

<ご注意> 当ページは、2011年のインフルエンザの予防接種に関する内容です。 2016年度のインフルエンザの料金に関しては、こちらをご覧くださいませ。

当院では、インフルエンザ・ワクチンは、年齢を問わず2回接種をお勧めしています。 そのため、価格を 1回目が2,500円、2回目が1,500円と、接種料金を抑えています。通常の診療所は医師会に加入しているので、価格統制されており、2回で6,500円ほど必要ですが、当院は加入していないため、料金を自由に設定できます。これはひとえに、全ての方に2回接種して頂きたいからです。


当院では、1回目を11月初旬、2回目を12月の初旬、に受けて頂くようお勧めしています。厚生労働省はインフルエンザ・ワクチンは1年近く効果が持続するといっていますが、現場の医師はそんなことは信じていません。実際はせいぜい4カ月だろうというのが正直なところです。ところがインフルエンザの流行は年々遅くなっており、十年前は年末には既に流行が始まっていたのですが、ここ数年は春先まで流行が続く傾向にあります。ですので、特に受験生の方などはあまり早くから予防接種せず、むしろ遅めにワクチンを射っていただいた方が良いのです。その意味で、当院では11月と12月の二回、少なくとも年内には済ませておくことを勧奨しています。


今年のインフルエンザ・ワクチンには、A型は一昨年流行した、いわゆる「新型豚インフルエンザ」と、従来から流行の多い「A香港型」の二種が、B型は例年通りの型のワクチンの、合計3種類が混合されています。

インフルエンザ・ワクチンは1回の接種で10人中7人に抗体が出来ます。しかし2回受けることで、これが10人中9人弱まで抗体獲得率を上げることが出来ます。ですから、どうせ1度接種するなら、確率を上げる意味で2度接種して頂きたいのです。ですが不幸なことに2回接種しても10人中1人は抗体が獲得できず、流行期に感染性しまうことがあるということはご理解ください。


ちなみに私(院長)は100%、抗体を持っていなければなりませんので(私が患者さんから感染しては元も子もありませんから)毎年3回、自分でワクチンを接種しています。私の場合は特別ですが、そういう理由で、皆さまには2回受けて頂くために、金額を抑えて設定したのです。

平成23年11月 甲南回生 松本クリニック 院長 松本浩彦


<ご注意> 当ページは、2011年のインフルエンザの予防接種に関する内容です。 2016年度のインフルエンザの料金に関しては、こちらをご覧くださいませ。

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